第五人格の界隈は、夢の底に沈んだ水槽。透き通っているはずなのに、どこか濁っている。音も色も歪んで、輪郭がぼやけていく。進んでいるのか、止まっているのか、わからない。ただ、何かがずっとそこにあって、静かに揺れている。たとえ地球が終わり、私が第五人格星人になったとしても
0
0
9
902
0