AIと結婚した人がニュースになっていたので、相手が人でなくとも7ハウスをあてるのか考えてみる。実占なら迷わず7ハウスにあてる。 AIでもベルリンの壁でも、その人にとっては「相手」だから人かどうかはさして重要ではない。 ※ ベルリンの壁を結婚相手に選んだ女性も実在する
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生成AIの象意に相応しいハウスを考えると、ほぼ全てのハウスを適用できることに気づく。 こうしたケースは「人間」以外では珍しく、もし歴代の占星術師たちが甦ったら議論を繰り広げそう。 人間の召使い:6ハウス 日常業務の定型、作業代替:6ハウス 人間の知恵を超えた存在:9ハウス データ収集と分析:3ハウス 人間の姉弟として:3ハウス 壁打ち・相談相手:7ハウス 人間の敵:7ハウス 結婚相手:7ハウス 人間の親友:11ハウス イノベーション、希望:11ハウス 人間の見えざる敵:12ハウス 人間の支援者:2ハウス 人間に死をもたらす者:8ハウス 表現、創作活動での利用:5ハウス
生成AI=人に従属する「マシン」の機能性だけを取り出すのなら「6ハウス」が生来的象意(natural signification)。これは壁打ちや、アイディア出しとしての使い方。結婚相手や親身な相談相手となると「7ハウス」だろう。 こうした文脈的にハウスを変える作法は、中世アラビア以降に盛んとなり、それ以前のヘレニズム期では生来的象意を固定的に扱うケースが多い。 ハウス象意よりも、惑星の生来的象意を重視したプトレマイオスは、人間に隷属するマシンなら土星、思考マシンなら水星、柔軟な回答者であれば月という具合に割り当てたと思う。